六本木箸長-2021蟬丸展『猫と雛』

都会のど真ん中、忽然と目の前に出現した不思議な空間。どこかで目にしたり触れたことのある懐かしさで満たされている。
「都会のオアシス・・・」ふと呟いてしまった。
すべてが日本の色であり、かたちであり、そっと触れたくなるものばかり。
一つ一つの作品には作者の心が宿っているからだろう。
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お箸についてちょっと知るだけでも日本文化が見えてくる。

箸置、箸箱、箸立、箸袋。
壁一面には若狭塗、輪島塗、津軽塗、飛騨春慶、村上堆朱塗など、ほぼ日本全国から上質な品々が展示販売されている。壮観だ。
ところで日本の箸はお正月の祝箸など神事に起源をもつもの以外は先が細くなっている。
物の本によると魚の煮付けなど、骨付きの料理を食べるとき、骨と身をほぐしやすくするためだという。
お箸については一色次郎の著作に興味深い話がある。一色次郎、箸のキーワードで検索してみてください。

雛も猫も魔除け、厄除けとしての言い伝えが。

ひな人形は、形代(かたしろ)と呼ばれる人形の一種で、が降臨するものとされている。娘の身代わりとして、娘に襲い掛かろうとする病などの災厄、穢れを、ひな人形にうつして避けるという行事がひな祭りの元になっている。紙や土などで作られた原始的で簡単な人形で、1年の災いを受け止めた後に川や海に流された。これを「ひな流し」という。
出店:Wikipedia『雛祭り』

上のくだりはWikipediaからの引用だが、このページ目を通すと雛人形が幼い娘を厄災から守ろうという親の必死な願いから生まれたものだということがよく分かる。
一方猫もまた古代エジプト以降、厄災から人間を守る神の使いとして大切にされてきた、そんな言い伝えが残っている。
蟬丸は若い頃から猫、雛というテーマを繰り返しかたちにしてきた造形作家でもある。蟬丸の胸中には常に猫や雛に宿る神聖なるものに対する怖れと崇拝の願いが去来していたことは間違いない。

蟬丸、毎年恒例の春の祝祭。

東京、名古屋、京都、各都市の一等地、時代を先取りするビルの一角に店舗展開してきた『箸長』。
蟬丸は毎年欠かすことなく『箸長』さんでの企画展を実現してきた。
静岡県稲取発祥の伝統工芸「つるし雛」、全国各地の著名な人形作家による逸品の数々。珠玉の雛たちに囲まれ、蟬丸の優しくも素朴な雛や猫たちが訪れる人の目を捉えている。お店を訪れたのは開催5日目、何点かの作品は駆けつけた蟬丸ファンの手元へと嫁ぐことが決まったようだ。
今年の展覧には『立雛 ロマネスク 箔』『立雛 ロマネスク 和紙』といったこれまで蔵入りさせていた蟬丸中期の希少な作品も出品されている。足をお運びいただく方々への感謝の気持ちを込め、小さめの作品はスペシャル・プライスでのご提供です。

  • 六本木箸長 蟬丸展『猫と雛』

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